ミネラルの多くはごく少量しか必要ない「微量栄養素」ですが、生きるために必要な「必須栄養素」です。しかし飽食の時代にあっても不足しているミネラルもあれば、摂りすぎているミネラルもあります。
*日本人に最も不足しているミネラル。
*骨だけでなく、筋肉の運動や、細胞間の情報伝達に関しても重要な役割を持つ。
*1日に約600㎎排泄されてしまう。
カルシウムを多く含む食品・素材
ハ プ ト 藻:人工消化率97%の微細藻類、吸収の良いカルシウム源。
ミ ル ク:もっとも手軽に摂れるカルシウム源。
ビ ー ト:砂糖大根。地中のカルシウムを豊富に蓄積する。
珊 瑚:海のミネラルを豊富に蓄積する。主にサプリ原料として流通。
ドロマイト:カルシウム・マグネシウムをバランスよく含む鉱物。サプリ原料として流通。
カルシウムと相性のいい栄養素
ビタミンD:カルシウムの吸収を助ける。
ビタミンC:カルシウムの骨への定着を助ける。
マグネシウム:カルシウムとともに骨を形成する。
CPP:カゼインホスホペプチド(非結晶リン酸カルシウム複合体)の略。カルシウムの吸収を助ける。
*カルシウムに次いで不足しているミネラル。
*血流にのって酸素を運ぶ。
*不足すると貧血などの原因に。
鉄を多く含む食品
牛レバー、卵、獣肉、鶏肉、ヒジキ、青のりなど
*骨の成長や皮膚、髪、爪の健康維持に必要。
*不足すると味覚、肌、爪、毛髪、性機能などに障害が。
*うつや拒食症との関連も?
亜鉛を多く含む食品
牡蠣、獣肉、鶏肉、海藻、キノコ、アーモンドなど
*カルシウムの働きを助け、骨や歯、神経や筋肉などの健康を保つ。
*体内の酵素300種類以上を活性化する。
*20~40代での不足が顕著で、慢性疲労の原因にも。
マグネシウムを多く含む食品
豆味噌、イワシ丸干し、納豆など。
*骨や歯、細胞膜などの正常な発達に必要。
*ハム、ソーセージ、ベーコンなどの加工食品に多く含まれ、気づかずに摂りすぎる傾向がある。
*摂りすぎるとカルシウムの吸収を阻害し、腎機能低下の原因にもなる。
*体内の水分バランスを調整するのに必要。
*摂りすぎると高血圧、胃がんの原因に。
*理想とする推奨量はあるものの現実的ではないため、
「当面の目標値」として食塩相当量が設定されている。